印象に残った点や意識しておきたいと感じた点を以下の通り纏めます。引用と主観が混ざっている個人の感想である点にはご留意下さればと思います。
・一度立ち止まって理想の生活を思い描く。今の自分の状況と理想の生活の差を把握する。いくら必要なのか?目標と期限を決める。
・不動産は投資というより事業。
・不動産に借入は不可欠。借金しても価値ある不動産を買うことが出来れば、バランスシートの観点で不安に感じることはない。
・最初の一件目にはオーナーチェンジ物件がおすすめ。空室リスクを抑える。物件の質もある程度担保される。
・5~10年以内に人生を変えるには株式投資でなく不動産投資。
・全部を自分で対応する必要はない。不動産投資は昔からあるので外注システムが整備されている。
・週一日、不動産を現地で調査する。平日は1時間、調査に時間を確保する。
・冊数を多くするよりも有益だった本を2回読む。
・複数の本に登場する事柄は普遍的な真理である。
・大切なのは不要なものをはっきり断ること。恐れてばかりでは情報を得るチャンスを逃してしまう。
・不動産投資用の名刺を準備しよう。
・団信の保障も考慮して保険を見直す。
・最初の一件目は借金無しでオーナーチェンジの戸建。北関東が候補となってくる。現地調査をするには家から1~2時間が目安。
・SUUMOでなく楽待や健美家といったサイトで検索する。
・気になる物件が見つかったら資料請求する。その際に不動産会社へ質問する。
①退去通知は来ていないか?
②修繕の要望は届いていないか?
・最寄駅の1日利用者数を調べると街の規模感をイメージ出来る。駅前にファストフード店が充実していると高評価。全国チェーンは出店時の調査が念入り。Googleストリートビューでの確認も有効。
・初期段階では物件の外観を見るだけでもOK。物件だけでなく周りの状況も丁寧に見る。レントロールと照らし合わせて入居状況を確認する。周辺の似た物件の賃貸状況も確認する。
・近所の不動産屋にもアポ無し訪問し家賃相場を聞く(何年か前に入居した物件はその当時の相場で貸されていることがある)。尚、長期入居の場合には修繕も多めに見積もる。不動産屋さんは3件回る。
・買えなかったとしても現地調査した物件の数が増えたら目が肥える。現地調査に近隣の人気飲食店に行くというご褒美を設ける。
・初回調査で気に入ったら、2回目は不動産屋さんと訪問。修繕の希望やクレーム、退去予定を確認する。気になることは全て不動産屋さんに質問する。
・自分の好みに振り回されると、事業として適切な判断がぶれることもある。
・1割程度の値下げは検討してもらえる可能性は高い。不動産屋さんに感触を確かめてもらう。希望価格は直球で伝える。一度交渉に失敗しても数ヶ月後に再チャレンジしても良い。
・購入申込書は不動産屋さんにもらうか、インターネットで探す。
・決済までにやること:
①実印の用意
②司法書士の決定
③管理会社の決定
・決済は法務局の開いている平日の日中に行う。融資を使わない決済は不動産屋の事務所で行うのが一般的。
・決済時の諸費用:
①仲介手数料
②司法書士の報酬と登記料
③固定資産税(日割り)
・金融機関からいくら借りられるか把握する。不動産屋さんに聞いてみる。
・融資特約を忘れない。
・メガバンクは個人投資家を相手にしない。
・日本政策金融公庫はサラリーマンでも問題なく借りれる。面談にはスーツで臨む。物件資料、源泉徴収票、簡単な経歴書、通帳を持っていく。投資と言わず事業と言う。
・事業理念を聞かれたらどんな不動産業をしたいかを語る。
・クラウド会計サービスを使うと確定申告が楽。
・より控除額の大きい青色申告は5棟10室以上から。
・賃貸経営でよく出る勘定科目:租税効果、修繕費、減価償却費、借入金利子、水道光熱費、通信費、旅費交通費、消耗品費、雑費。
・3棟目アパートはノンバンクを利用する。ノンバンクの融資エリアは限られる。支店から1時間くらい。
・過去に問い合わせや物件取引をした不動産営業マンとは、その後も仲良くしておくといい物件情報が流れてくる。
・手元資金が増えてきたら次の物件にチャレンジ。1年に1棟購入のペースが目安。
・買えていない焦りには注意。
・やらないことを決める。リフォームは外注する。
・戸建投資からアパート投資へのチャレンジは融資。
・築古のRC物件は配管の老朽化が怖い。初心者にはおすすめしにくい。
・不動産賃貸業は、時代と共に環境や方法がどんどん変わっている。本の内容と最新状況が違うこともある。
・資金が潤沢にある場合でも、小さく始めるのが絶対ルール。融資や住宅経営の経験をすることが大事。
・国道16号線沿いが狙い目。ライバルは多い。
・やりたいことを明確にしてから仕事を辞める。
・不動産賃貸業で成果を出せる人は行動力や勉強習慣がある。
・無担保の物件を共担に入れて融資を引き出す。