【書評】超一流の会話力

具体的な話が多くてとても参考になる。会話力が上がるだけでなく対人関係全般で使える考え方も多い。この本を読み返しながら会話力を上げていきたい。

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印象に残った点や意識しておきたいと感じた点を以下の通り纏めます。引用が中心ですが、一部に私の主観や感想が混ざった内容も含まれ得る点にはご留意下さればと思います。

・「どうやって話すか」を考えるよりも、「どうやって話さないか」「どうやって相手に話してもらうか」を考えなければいけないのです。

・「できるだけ自分は話さない」というコミュニケーションスタイルは、大きく分けると、次のようなメリットが挙げられます。

①相手にいい印象を持たれやすくなる

②会話に対する苦手意識がなくなる

③会話がラクになる

・7:3の法則。会話の7割を相手が話すと、相手は「しっかり話せて気持ちよかった」と感じる。

・会話で「話し手」と「聞き手」に別れた場合、会話の雰囲気の責任を負いやすいのは「話し手」です。

・そもそも、「上手い話し方」を身につけるのは、かなり難しいです。

・「話題の乗っ取り」で相手の話題を奪うと、いつの間にか相手にフラストレーションを与え、嫌われる原因をつくってしまうのです。

・男性はコミュニケーションにおいて結論を出したり解決策を求める傾向が強いですが、女性はただ話すことだけが目的であったりします。

・そもそも、アドバイスや助言を与えるのは、すごく難しいことです。

・アドバイスは、よほどハッキリ相手から求められない限り、こちらから口にしないほうが無難でしょう。

・相手の話をちゃんと聞けない大きな原因があります。それは、「そもそも相手(の話)に興味がない」という場合です。

・相手への興味がなければ、コミュニケーションは絶対に上手くいきません。

・積極的に相手に興味を持つ努力をする必要があるのです。

・マツコさんは、「その世界には特に興味がないけれど、あなたという人間には興味がある」というスタンスで話を聞いていきます。

・「人にフォーカスする」手法は、自ら主体的に相手に興味を持つテクニックのひとつです。

・相手の話をしっかり聞くには、相手へのリスペクトが必要不可欠だからです。

・5歳の幼稚園児が相手であれば、「いま、幼稚園ではこういうことが流行っているのか」「5歳児の視点からは、今の世の中はこういうふうに見えるのか」といったように、自分だけでは知り得なかった学びが何かしらあるはずです。

・まず大切なのは「先入観をなくす」ことです。

・「どうせ」とい言葉も要注意です。

・いつまでも若々しい人がいます。そういう人たちは若い人の話にしっかり耳を傾け、彼らの考え方を理解しようとします。

・新しいことを学びやすいのはどちらでしょうか。そう、聞いている人間です。

・相手に興味を持つというのは、「相手の話から何かを学ぼう」「新しいことを知ろう」という知的好奇心、学びたいという欲求を持つことなのです。

・「この人から何かを学ぼう」というう積極的な姿勢でいれば、自然と質問が思いつくし、相手の話から学べるところが見つかります。

・「話さないことが大事」とはいえ、お地蔵さんのように押し黙ってはダメです。

・「あなたのことを知りたい」「あなたの話をもっと聞きたい」という姿勢が相手に伝わればいいのです。問題は、そうした姿勢は「目に見える形にしないと、相手に伝わらない」ということでしょう。

・普段の会話から「なるほど」「そうですね」など、肯定的なニュアンスを持つ言葉から話を始めるようにしてみましょう。

・性格は変えられないけれど、「言葉」と「行動」は変えられる。

・仕事で会話をするときは、たとえ素の自分とは違っても、ポジティブなキャラクターでいることを心がけてみてください。

・「ポジティブな語彙力」を身につければいいのです。

・隠れ家的な店、落ち着くお店、職人肌な店主、ご飯が進む、何杯でもいけちゃう、朝から食べられる、好きな人は好き、ハマったらクセになる。

・見応えたっぷり、王道の物語、ど真ん中、丁寧なシナリオ展開。

・意志が強い、慎重、注意深い、自分の考えを大切にしている、情熱的、なにごとにも真剣、切り替えが早い、好奇心旺盛、時間を無駄にしない、細かなところに気配りできる、協調性がある、リーダーシップがある。

・コツのひとつ目は「自己開示」です。

・返報性の原理。

・心理的安全性を確保する。

・もっとも重要なのが「リアクション」です。

・「大きなリアクション」で、やっと印象がプラスになる。

・「オウム返しだけ」に留めること。

・相手との会話が盛り上がる手っ取り早い方法は「共通の話題探し」。

・人が他者とのコミュニケーションで強い快感を得られるのは、どんなときかわかるでしょうか。それは、自分の言葉で「相手の価値観や行動」を変えることができたときです。

・「アドバイス・シーキング」を行うと、「一貫性の原理」というものが相手に働き、アドバイスを求めてきた相手を自然と好意的に感じるようになります。

・言ってはいけない一言があります。それは「参考にします」という言葉です。

・仏頂面の、つまらなさそうな表情で話していたら、まったく意味がないということです。

・自分が話したときに、それについて質問されると、「ちゃんと聞いてくれているんだ」と安心できるわけです。

・①縦の質問、②横の質問、③前の質問、④後の質問。

・質問x「ホメ」は相性が抜群。

・相手からの質問には「相手の話したいこと」がその裏側に隠れていることがよくあります。

・みんなが雑談ばかりしてしまっているときは、さりげなく本筋に戻す。

・共感できない人=自分とは違う考え方の人。

・二度目以降の会話に困ってしまうのは、「初対面の時に何を話したのかを忘れてしまっているから」ではないでしょうか。

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