【書評】50万円を50億円に増やした 投資家の父から娘への教え

投資仮説を持つことの重要性を改めて認識。著者の紹介する投資方法はなかなか真似できないが、これくらい力を入れて株式投資するのも良いかもしれない。自分も株式投資だけは結果を少しは出せてきた。

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印象に残った点や意識しておきたいと感じた点を以下の通り纏めます。引用が中心ですが、一部に私の主観や感想が混ざった内容も含まれ得る点にはご留意下さればと思います。

・「ドリキャスを生産中止にしてソフトをソニーのプレステに提供すれば、絶対儲かる」という確信に近い思いがあった。

・自分がよく知っている会社や業界の株を狙ってみてもいいかもしれないね。

・「いずれゴールドの価格が上がっていくことは間違いない。だから、いまゴールドの鉱山の権利を保有する会社の株を買えば、研修医の2年間で上がるはずだ」と考えた。

・「仮に全額失ったとしても、医師として働けば、いずれ確実に取り戻せる」と思ったから、あまり躊躇はなかった。

・母さんと違うやり方でやったり、口を出そうとしたりすると、それをきっかけに夫婦げんかになることもあった。

・結局、FIRE後の自由過ぎる生活には、すぐに飽きてしまった。

・どちらかが明らかに間違っているのであれば、話し合い、理解し合う選択肢があったかもしれない。けれど、視点の違いからくる意見の違いは、どうにも交わることはなかった。

・統計データで「中期経営計画は80~90%くらいの確率で達成できない」と証明されている。

・資産バリュー株というのは、ひと言でいうと「PBR(株価純資産倍率)が低くて、財務内容が良く、保有資産の価値が高い株」のこと。

・「保有資産の価値が高い」というのは、つまり「めちゃくちゃ昔に安い値段で買った土地や株式が、何十年も保有しているうちに価額が跳ね上がっている」というイメージ。

・「PBR0.5倍以下」「自己資本比率60%以上」でスクリーニングをかける。収益性も加味したいのであれば「PER12倍以下」という条件を足すといい。そこから創業年が古い会社を中心に有価証券報告書をチェックして、資産の「取得時点の価額」と「現在の価値」の乖離を確認していく。

・不動産の取得価額は「設備の状況」に記載されていることが多い。

・資産バリュー株で赤字決算の場合、「ネットキャッシュがあと何年で枯渇するか」もチェックしておいたほうがいい。

・あまりに売掛金が増えていると、粉飾決算をしている可能性もある。

・決算短信の業績を見て違和感がなければ、次に「有価証券報告書」を見る。

・一番上に書かれているリスクは必ずチェックしておきたい。

・株を買うときは、「なんとなく」ではダメだ。「いまこの株はこういう状況にあって、今後こういう状況にあることが予想される。そうすれば株価は上がっていくはずなので書いだ」というシナリオを必ず言えるようになっておかなければならない。

・だからこそ、買ったあと「そのシナリオが崩れたら絶対に売り」なんだ。

・株価が急激に上がったときは「出来高」を見ることが重要だ。

・出来高が顕著に増えるタイミングは、株価の天井か底であることが多いからだ。

・収益バリュー株をひと言で言うと、「PERが低くて、業績が安定的に伸びている株」のこと。

・たいていのことはネットで情報収集できてしまうけれど、やはり”五感”を駆使して実体験してみることは重要だと思う。

・営業利益と経常利益の差は、普通はそこまで発生しない。経常利益の方が多い場合には、預貯金がだいぶ余っている状態。

・株価が下がってしまったとしても、「いまこの株を始めて知ったとして、買うかどうか」と考えたとき、胸を張って「買う」といえなければ売ってしまおう。

・シクリカルバリュー株とは「景気の変動によって株価が大きく動く株」。・・・”昔からある古い業界”ともいえる。

・ある業界で調べてみた上場企業がどれもイマイチだったときは、まず「業界ごと消えてなくなるか」を考えてみるといい。「さすがに業界ごとなくなることはないだろう」と思えるときは、むしろ絶好のチャンスだ。

・「机上の数字ではわからないこと」をいかにキャッチするかも大切なことになる。

・自分できちんと調べて「絶対にこれは上がる!」と思う銘柄に集中投資する方が、僕の経験からしても儲かりやすい。

・投資に向いていない人は「調べ物をしない」「なんでも後回しにしてしまう」という共通点がある。

・基本的に増資をする企業の株は買わない。

・「誰がどれくらいの株数を持っているか」も見ておいた方がいい。

・「90秒以上説明に時間がかかるようであれば、それはあなたが理解していないということだ」ともいう。

・自分の趣味や仕事に関連し、身近に感じるセクターを2つ程度に絞って、それぞれ10銘柄くらいピックアップ。そこから3銘柄まで絞ってみよう。

・適時開示情報を自動的に届けてくれるサービスに登録している。

・成功した投資家たちに共通しているのは、「絶対に他人のせいにしない」こと。

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