多様性の科学

334ページで一読には結構な時間を要した。「なんで多様性が必要か?」というテーマに対しての解がある。多様性を高めることの功罪は色々とあると思うが、本書で整理されている内容を意識して組織を運営することは大事と感じた。

印象に残った点や意識しておきたいと感じた点を以下の通り纏めます。引用と主観が混ざっている個人の感想である点にはご留意下さればと思います。

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・一筋縄ではいかない問題を解決しようとする際には、正しい考え方ばかりでなく「違う」考え方をする人々と協力し合うことが欠かせない。

・複雑な物事を考えるときは、一歩後ろに下がって、それまでとは違う新たな視点からものを見る必要がある。

・視点があるからこそ盲点がある。

・人は同じような考えの仲間に囲まれると安心する。

・2人以上の人が同じような答えを出すと、次の人には「そうなのかもしれない」という意識が働き、「右に倣え」とばかりに従い出す。流行や株価バブルの根っこには、こうしたバンドワゴン効果が見られる。

・互いを修正し合うことなく、特定の意見に同調して一方向に流れ出すと、それがひどい間違いであっても、自分たちの判断は正しいと信じ込むようになる。

・移民がイノベーションに大きな役割を果たしているのも、あえて新天地への移住を選んだように、リスクを冒すことを恐れず行動するからだ。

・問題の本質を見抜くには、当事者にとって当たり前になっている物事を第三者の視点で見つめ直さなければならない。新たな視点に立って取り組めば、チャンスや可能性が明確に見えてくる。

・寄り道は効率とは対極にあるが、同じくらい欠かせない。

・世界が広がるほど、人々の視野が狭まっていく。

・標準という枠の中での最善。

・標準化から個人化への転換。

・ギバーはチームワークが重要な場面で本領を発揮した。

・集団の中で人々が自由に意見を交換できるか。

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