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  • 【書評】英語が日本語みたいに出てくる頭のつくり方 第二言語習得論の専門家が教える「英語の正しい学習法」

    英語はずっと苦手。このまま社会人生活を終えていくのかな。たくさん時間かけてきてそれでは悲しい。

    Youtubeで第二言語習得論を学習するのも一つだな。

    時間をかけるだけじゃない。どう学習するかが大事。

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    印象に残った点や意識しておきたいと感じた点を以下の通り纏めます。引用が中心ですが、一部に私の主観や感想が混ざった内容も含まれ得る点にはご留意下さればと思います。

    ・自己流にアレンジしないでください。

    ・英語学習に関する真実

    ①単語は、文脈の中で覚えるほうが

     長期的な効果を期待できる。使われ方も自然と身につく。

    ②頻出単語だけで、コミュニケーションは十分とれる。

    ③単語量よりも足りないのは瞬発力。

    ④薄い文法書を1冊復習したら、

     あとは実際に英語を使うほうが効率よく定着する。

    ⑤直訳ではなく、英語の言葉のイメージをつかむことが、

     長期的にはより有効。

    ⑥発音力と聞き取り能力は異なる能力である。

    ⑦英語の音を識別し、意味をイメージできなければ、

     聞き取り能力は向上しない。

    ⑧テストができても、実際に話す練習をしなければ話せない。

    ⑨すでに用意された原稿を読むことは

     アウトプットの練習とは呼ばない。

    ⑩英語習得は、多読や会話などで

     「無意識的に習得される」ことがメイン。

    ⑪辞書を使わずに理解できるレベルの英語に触れ続けることが大切。

    ⑫98%以上の英単語がわかるレベルの教材で、

     英語の語順のまま理解することで効率的に学べる。

    ・単語や文法の知識だけでは、自然な英語をスムーズに話せるようにはならないとされています。

    ・暗示的(無意識的)な学習をメインに取り入れて、明示的(意識的)な学習で補助的なサポートを行うのが効果的です。

    ・第二言語習得論では、「自分が理解できる英語」にたくさん触れ続けることをおすすめしています。

    ・英語力をアップするには、ただ知識を詰め込むのではなく、自分が理解できるレベルの大量の英語に触れて、無意識的に脳にパターンが蓄積されることが大切です。

    ・英語を使う環境を自ら用意することも1つの手です。海外旅行で英語を使ったあとは、「やっぱり楽しく英語で会話をしたい」とモチベーションがアップする人が多いかと思います。

    ・学習の記録を取る。

    ・興味関心のあるものに触れる。・・・好きな洋画を何度も繰り返し観ることで、リスニング力や表現力を鍛えることにもつながります。

    ・科学的に効果があるのは「積み上げ式」ではなく、目標からの「逆算学習」。

    ・「自分の身の回りのことなら何でも伝えられる」という状態を目指しましょう。

    ・目標設定の5つのステップ

    ステップ1: 英語を学ぶ目的を明確にする

    大事なのは、その目的があなたにとって「うれしい」「楽しい」「そうありたい」と感じること。あなたの心が躍る理由を見つけることが、英語学習をより効果的にしてくれます。

    ステップ2: 具体的な目標を設定する

    ステップ3: 期限を決める

    ステップ4: 現在の英語レベルを知る

    ステップ5: 効果的な学習方法を考える

    ・英語学習で「じぶん英語」内のルールを蓄積・更新していく。

    ・「じぶん英語」を育てるというのが、自分だけのルールブックに学んだことを蓄積・更新するということなので。

    ・「間違い」は、「じぶん英語」を進化させる過程で自然に起こるもので、むしろ間違えることは「じぶん英語」をよりバージョンアップさせる「チャンス」とも言えます。

    ・「登録(インテイク)」を加速させるためにできること

     ・多読や会話、ドリルを活用し、同じ英語表現に何度も触れて、仮 

     説を立てる機会を増やす

     ・人との会話やAIを使ったやりとりで「OOってこういう意味?」

     「この使い方で合っている?」といった質問を繰り返す

    ・「定着」を加速させるためにできること

     ・積極的に触れたり、使う(多読、会話、日記、SNSなど)

     ・フィードバックを受けて正しく定着させる

     ・繰り返し使う機会を考える

    ・「気づき」がない状態で英語に触れ続けると、見えないものはいつまでも見えないままとなり、そのままスルーされ続け、誤ったままの知識が定着してしまうのです。

    ・「知る」「できる」「自動化する」という3段階を経てはじめて知識をスキルとして習得したことになるのです。

    ・あなたの中にすでにある「知る知識」を、「できる知識」「自動化の知識」に昇格させさえすれば、スラスラと話せるようになる可能性が大いにあるということです。

    ・アウトプットで重要視するのは、「自分」で文章を組み立てて書いたり、話したりすることができる力なのです。

    ・インプットとアウトプットのプロセスに分解し、どこでつまずいたか理解することで、自分の課題が明確になる。

    ・リスニングの3つのステップ

     ①音声近く、②意味理解、③全体把握

    ・スピーキングの3つのステップ

     ①概念化、②文章化、③音声化

    ・英語学習では、4つのバランスが大切。

     インプット25%、知識の勉強25%、

     アウトプット25%、スラスラトレーニング25%

    ・「聞き取れた」「聞き取れなかった」の2択で判断しない

    ・「見聞き98%の単語がわかる」レベルの教材でインプットをする

    ・「聞ける」「読める」とは語順のままでイメージできること

    ・リスニングとリーディングを組み合わせることで、意味と音のカタチと文字のカタチが連携し、英語の習得が加速します。

    ・伸ばしたいポイントでリーディングの種類を選ぼう。多読、再読、速読。

    ・おすすめの無料インプット教材。TED Talks。

    ・アウトプットには、英語習得を促す3つの特徴があります。

     ①気づきの促進、②仮説検証、③メタ言語的機能

    ・英語を話すには準備が9割